<”卒業式”に関する意識調査>令和初の卒業シーズン、「卒業式にまつわる思い出」を世代別に大調査!!

世代によって「思い出のアイテム」に違いが!思い出の写真、保存や振り返り方法も携帯・スマホの登場で激変!「卒業シーズンに読みたい、泣ける・切ない・グッとくる学園マンガ」、投票結果発表!!

 凸版印刷株式会社のグループ会社である、株式会社BookLive(本社:東京都港区・代表取締役社長:淡野 正・以下、当社)は、運営する総合電子書籍ストア「BookLive!」の会員を対象に「“卒業式 “に関する意識調査」を実施しました。


≪調査サマリー≫
【1】最も思い出に残っている「卒業式前後にやったこと」は?"サイン帳"の流行、"携帯・スマホ"の出現で大きな変化 
【2】卒業アルバムや思い出の写真、「人生の節目」で振り返る30代・40代、デジタルで手軽に引き出す20代
【3】好きな人から、身に着けていた物をもらったorあげた?制服デザインの変遷が「第二ボタン」に影響
【4】先輩・後輩・友人等から何をもらったor何をあげた?20代で「お礼や激励の手紙」のかわりに増加している物とは 
【5】「卒業シーズンに読みたい、泣ける・切ない・グッとくる学園マンガ」、投票結果1位は『君に届け』


※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【総合電子書籍ストア「BookLive!」調べ】とご明記ください。


【1】最も思い出に残っている「卒業式前後にやったこと」は?20代は "携帯・スマホで写真を撮る"、30代・40代は大ブームだった"サイン帳・プロフィール帳" 20代は「携帯・スマホで写真を撮る」が1位となりました。手軽に撮れて共有も楽にできるといった意見や、普段親しくはなかった人とも「卒業だから記念に」という理由でついつい沢山の枚数を撮ってしまった、という声も。
 一方、30代・40代はともに「サイン帳・プロフィール帳」が1位にランクイン。一人ずつ、連絡先やイラストやメッセージを書いたり、シールやプリクラを貼ったり…当時の卒業シーズンでは定番中の定番。SNSなど無い時代に、アナログでありながら効率的に情報を収集でき、思い出として残せる便利アイテムでした。各世代で共通して上位にランクインした「卒業旅行」は、海外や遠方の他、20代・30代からは「仲の良いみんなでテーマパークに遊びに行った」という声が多数届き、もはや卒業シーズンの定番イベント化しているようです。40代で「身に着けていた物をあげる・もらう」が2位にランクインしているのは、「第二ボタン」のやりとりをするのが大流行していた世代ならではと言えるでしょう。20代・30代の青春時代を彩ったプリクラ、40代では当時最先端の娯楽だったカラオケ、とテクノロジーの進化もランキングに現れる結果となりました。

■携帯・スマホで写真を撮った思い出
・最後のホームルームで先生が黒板に書いた言葉とか、仲良かった人はもちろん、そこそこ仲良かった人も、とにかく色んな人・物の写真を撮りました。(20代・女性)
・片想いの人とツーショットを撮ることができたときは嬉しかった。(20代・男性)
・まだスマホが普及してなかった頃、ガラケーで保存できる枚数いっぱいまで撮りまくった。(20代・女性)

■サイン帳・プロフィール帳の思い出
・好きな子にも書いてもらうために誤魔化せるよう、クラス全員に依頼した。(30代・女性)
・みんなは可愛いイラストや可愛い文字で書いてくれたのに、私はそんな可愛い文字やイラストが書けず、変なキャラを書いて苦笑された。(40代・女性)
・まだ携帯もない時代だから、そこに書いたり書いてもらったりが楽しかった。(30代・女性)


【2】卒業アルバムや思い出の写真を、30代・40代は「人生の節目」で振り返る、20代は携帯やスマホなどデジタルで手軽に引き出す


 卒業アルバムや記念写真等はどのように保管しているのか質問したところ、20代では「自宅」と「実家」が半々、30代では実家、40代では自宅が優勢となりました。寄せられたコメントでは、「ひとり暮らしを始めた時は実家に置いていったものの、結婚をきっかけに自宅に持ってきた」というケースが複数ありました。又、ご両親が亡くなった場合など、人生の節目が「思い出の品」の置き場所が変わるタイミングとなる傾向に。「処分した」「紛失した」という方は各世代で一定数、年代が上がるほど「わからない」が増加しています。そして「その他」では「震災・水害でだめになった」という声が複数届きました。
 学生時代の写真を見返す頻度と、その方法について調べたところ、若い世代ほど頻度が高く、世代が上がるにつれて「見返した事がほぼない」が増加。そして見返す方法は、各世代で「卒業アルバム」が多数ではあるものの、「現像したスナップ写真」から「携帯・スマホ」で手軽に見る時代へと変遷していきます。 卒業アルバムは「結婚する時に、結婚相手と一緒に見た」「引っ越し作業の時につい見てしまった」等の声が多く寄せられました。一方、携帯・スマホで見返す若い世代では「飲み会等のネタとして見せられるように保存している」「昔はこんなだった、とたまに人に見せる」という人も多く、コミュニケーションツールとしても活用されているようです。なお、20代では「卒業アルバムに加え、卒業記念DVDも配布された」という声もあり、時代の流れを感じさせます。


【3】好きな人から、身に着けていた物をもらったorあげた?制服デザインの変遷が「第二ボタン」に影響!20代では「名札・校章」が増加、中には「LINE交換」などSNS上での繋がりを挙げる人も!
 40代では全体の4割以上が、好きな人から物をもらったりあげたりした経験がある、と回答しました。世代が若くなるにつれてその割合は減っていき、20代では2割強となりました。モノにこだわるよりもSNSでの繋がりを重視する人が増えたようで、20代の「しない」の中には「物はもらってないけど、LINEを交換した」という声が多数ありました。
 また、もらった物・あげた物は、40代では制服のボタンが6割以上を占めたのに対し、20代では約4割に。制服のデザインのトレンドが学ランからブレザーへ変化するにつれネクタイ等が増えていき、若い世代では「名札・校章」が人気に。名札の裏に好きな人の名前やメッセージを書いて渡す風習もあるようです。「部活で使っていた物」も20代では多く、各部活ならではの消耗品も大切な記念アイテムとなるようです。

・ほとんど喋ったことがないのに、思い切って制服の第二ボタンをお願いしました。すごく緊張したのを覚えています。(40代・女性)
・同じ生徒会で好きだった男の子にボタンを貰いにいった!でも、ライバルの子に第二ボタンを先に取られてた…(30代・女性)
・ネクタイを当時付き合っていた彼女にあげた。その彼女は次の文化祭でそのネクタイを着けていた。(30代・男性)
・名札の裏に好きな子や彼氏彼女の名前を書くのが流行っていて、当時の彼氏からもらったネームは自分の名前が書いてあって宝物になりました。(30代・女性)
・好きで尊敬していた部活の先輩から、思い出に持っていてほしい、と名札をもらった。(20代・女性)
・同じ部で好きだった先輩のジャージを、先輩卒業後に部活で着る優越感!(40代・女性)・弓道部だったのですが、使わなくなった弦巻を後輩に渡しました。(20代・女性)


【4】先輩・後輩・友人等から何をもらったor何をあげた?デジタルネイティブ世代の20代では「お礼や激励の手紙」のかわりに「部活で使っていた物」が増加!

 先輩・後輩・友人等と、思い出の品をやりとりした人の割合は、【3】とは逆に20代が最も高い結果となりました。
 「お礼や激励の手紙」が全年代にわたり最多ですが、40代で約5割、30代で約4割、20代で約3割、と徐々に低下。プリクラや記念写真も若い世代になるほど減少しており、やはりデジタルツールの影響が大きいと言えるでしょう。
 そして、20代で約2割を占めた「部活で使っていた物」は、練習着やユニフォーム、道具類に寄せ書きをする等、体育会系・文化部系ともに青春エピソードが多数届きました。
 校章・ネクタイ・スカーフをごく親しい友人と交換したという人や、憧れの先輩の物をいただいたという人も。
 制服や鞄については、単に「お古を譲ってもらう」という行為だけでなく、「先輩が使い古した物=カッコイイ」という学生時代ならではの価値観を懐かしむ声も寄せられました。

・部活のリーダー的な役割で厳しくした事もあったので、周りからよく思われてないかもと心配していたが、後輩や友達から手紙や色紙をもらい、読んでみて「頑張ってよかった」と感動した。(20代・女性)
・水泳部の仲間が寄せ書きをしてくれたビート板や、お手紙をもらって嬉しかった。今でも保管している。(30代・女性)
・ボールにサインや寄せ書きを書くのが部の伝統でした。(20代・女性)
・式のピアノの伴奏時に使っていた譜面を後輩にあげました。一年後、後輩はその譜面を使って伴奏をしたそうで、聞いた時は嬉しかったです。(30代・女性)
・セーラー服のスカーフに、部活の先輩からのメッセージを書いてもらった。(20代・女性)
・自分に憧れてくれていた部活の後輩から「何かください」と言われて、制服のリボンをあげた。(30代・女性)
・友達とプリクラを撮り合って交換。盛りすぎて後から「別人?」って皆で笑った思い出。(30代・女性)
・廃盤になったジャージを代々受け継ぐのがカッコよかったので、受け継ぎたい、と先輩にお願いした。(40代・女性)


【5】「卒業シーズンに読みたい、泣ける・切ない・グッとくる学園マンガ」、投票結果1位は『君に届け』!2位は『天使なんかじゃない』、3位は『四月は君の嘘』
 「卒業シーズンに読みたい、泣ける・切ない・グッとくる学園マンガ」を教えてください。(最大3つまで)というアンケートを実施したところ、1位は『君に届け』でした。学生時代を思い出す…という人もいれば、こんな学生生活を送りたかった…という人も。比較的最近の漫画ではありながら、幅広い年代から愛される作品となりました。続く『天使なんかじゃない』は、30代・40代の支持を多く集め2位にランクイン。3位の『四月は君の嘘』は、アニメ・映画をきっかけに知ったという人も多く、切ないストーリーが男女両方の心に響いたようです。4位の『ハチミツとクローバー』もメディア化でさらに大人気となった、美術大学が舞台の群像劇。恋や進路に悩む登場人物たちの姿を、かつての自分と重ね合わせて読んだという声が多く届きました。
 ここでは10位までのランキングを読者からのコメントともにご紹介します。

1位:『君に届け』 椎名軽穂/集英社
https://booklive.jp/product/index/title_id/150197/vol_no/001
【読者のコメント】
・The 青春!という感じで、世界観がすごい大好きです。(20代・女性)
・それぞれが進路に悩んだり、努力する姿に胸を打たれます。(30代・女性)
・高校三年間の全てが詰まったストーリー。友情・恋愛・家族・受験…もう一度高校生やりたいと思いました。(40代・女性)

2位:『天使なんかじゃない』 矢沢あい/集英社
https://booklive.jp/product/index/title_id/240530/vol_no/001
【読者のコメント】
・最後の卒業式の答辞からラストまで、泣かずには読めない。胸いっぱいになる。(30代・女性)
・マミリンが、翠と離れたくなかったと進路のことを打ち明けるシーンが泣ける。(30代・女性)
・こんな学生生活が送りたかった、って言う理想形です。(40代・女性)

3位:『四月は君の嘘』 新川直司/講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/192144/vol_no/001
【読者のコメント】
・ヒロインの最後の嘘を伝えたところはグッときました。(40代・男性)
・人との出会いでこんなにも人生が変わるのかと思える。(30代・女性)
・吹奏楽に所属していたので、青春を感じる…切なくて泣いた。(20代・女性)

4位:『ハチミツとクローバー』 羽海野チカ/白泉社
https://booklive.jp/product/index/title_id/390383/vol_no/001
【読者のコメント】
・芸大出身なので、就職や未来のことに悩んでいる竹本くんにかなり感情移入した。あゆの報われない片想いも今でも読むたびに泣けます。(30代・女性)
・何度も読み返して、登場人物それぞれの思いに共感できたり、深く納得したり、『そういう道の選び方もあるんだ』と思えたりして、自分自身もとても成長できる話だった。(30代・女性)

5位:『orange』 高野苺/双葉社
https://booklive.jp/product/index/title_id/248248/vol_no/001
【読者のコメント】
・お互いが仲間を思いやるところが素敵です。(40代・女性)
・一人で大きな責任を抱えて苦しんでいる時に、みんなが「大丈夫」と言って助けてくれて、グッときた。(20代・女性)
・運命を変えることが出来るのかドキドキしながら読みました。友達っていいなあ、と思います。(30代・女性)

6位:『ReLIFE』 夜宵草/comico
https://booklive.jp/product/index/title_id/20006421/vol_no/001
【読者のコメント】
・大人になってから、もう一度高校生をする…というのが夢があっていい。(30代・女性)
・「もう一度人生をやり直せたなら。」と共感して、色々考えてしまった。(40代・男性)
・新太の言葉が深い。1日1日を大事にしないとな、って思う。(20代・女性)

7位:『彼氏彼女の事情』 津田雅美/白泉社
https://booklive.jp/product/index/title_id/172958/vol_no/001
【読者のコメント】
・高校時代の多感な時期に様々な個性のある生徒たちがいて、それぞれの葛藤を抱えつつ、コメディかつシリアスに友情、愛情を深めて大人になっていくのが感動した。(30代・女性)
・有馬が雪乃はじめ同級生たちの影響を受け、助けられて良い方向に変わっていき、ハッピーエンドを迎えたのを見届けた時は、架空の人物のことながら「よかったね」と声をかけたくなった。(30代・女性)

8位:『先生!』 河原和音/集英社
https://booklive.jp/product/index/title_id/436580/vol_no/001
【読者のコメント】
・私も先生を好きになったことがあるので、共感しながら読んだ。(30代・女性)
・主人公の一途さや、先生が葛藤してるシーンにグッときます!(40代・女性)
・なんだかんだあったけど、卒業出来てホッとした。「その先」を一番読みたい話です。(30代・女性)

9位:『弱虫ペダル』 渡辺航/秋田書店
https://booklive.jp/product/index/title_id/129556/vol_no/001
【読者のコメント】
・3年生が卒業する際、それぞれのメンバーに未来を託していくところに感動。(30代・女性)
・え!あの先輩たちいなくなっちゃうの!?っていう喪失感が現実とすごく似てて泣ける。(20代・女性)
・ライバル校とのエピソードやインターハイの描写など、自分の部活時代を思い出します。(30代・男性)

10位:『ダイヤのA』 寺嶋裕二/講談社
https://booklive.jp/product/index/title_id/38630/vol_no/001
【読者のコメント】
・何もかもがスムーズに上手くいく訳じゃないところが、よりリアル。(20代・女性)
・主人公の先輩達が卒業する場面では寂しさを感じた。(20代・男性)・代替わりがきちんと描いてあって、青春!熱血!主人公の成長がジーンときます。(30代・女性)


【調査概要】
・調査タイトル :“卒業式”に関する意識調査アンケート
・調査方法:BookLive! 会員に対してアンケートメールを送付。フォームより回答
・調査対象 :過去半年以内にマンガジャンルの作品を購入したBookLive! 会員
・有効回答数:1,446人(20代~40代の男女)
・調査時期 : 2020年2月14日~2月17日
・本調査レポート記事:https://booklive.jp/bkmr/report_2002
※過去の調査レポートアーカイブURL: https://booklive.jp/bkmr/category/report




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