≪"本好き読者"への電子書籍の利用に関する意識調査≫ 電子書籍へのニーズは、1位「安さ」、2位「タイトル数の増加」、3位「読みやすさ」
国内最大級約20万冊の電子書籍を取り扱う株式会社BookLive(本社:東京都台東区、代表取締役社長:淡野 正、以下:当社)は、7月3日~6日に開催された東京国際ブックフェアに来場した一般客・男女826人を対象に、「電子書籍の利用に関する意識調査」を実施しました。
【調査結果概要】
■回答者の約3割が電子書籍購入経験あり。
■「欲しい本がある」ことが電子書籍ストアを選ぶ最大要因。
■電子書籍を使わない理由は、「紙の本が好き」が半数以上。
■電子書籍への要望は、1位「安さ」、2位「タイトルの増加」、3位「読みやすさ」。
■電子書籍利用者は、安さよりも品揃えを求める。
■電子書籍を使う人ほど、「タイトルの増加」に対する要望が強い。
■シニア層ほど「安さ」に反応して電子書籍を購入。
■"紙の本"好きは20代。シニア層の半数は電子書籍に抵抗なし。
【調査概要】 調査対象:東京国際ブックフェアに参加した一般来場者 調査期間:2013年7月3日(水)~7月6日(土) 調査方法:アンケート調査 有効回答数:826サンプル |
近年、急激に注目が集まり普及が進む電子書籍。特に、昨年の後半以降、出版社など業界各社が本腰を入れて電子書籍コンテンツ数が急拡大しており、さらに電子書籍ストア各社の激しい競争によってサービスの向上と低価格化が進んできています。それにともない、電子書籍に興味を持つ方や実際に利用する方がこれまで以上に増加する傾向にあり、電子書籍市場の急成長が予想されます。
こうした背景を受けて、当社では、東京国際ブックフェアの当社ブースに来場された方に対して、電子書籍の利用実態と電子書籍に関する要望についてアンケートを実施しました。特に今回は、本の展示会に参加するほど読書が好きな方々を対象とすることで、今後電子書籍のヘビーユーザーになり得る層のニーズを調査しました。
【調査結果の総括】
本調査の結果、電子書籍の購入経験者は全体の31.6%で、本が好きと思われる層でも約7割が電子書籍の購入経験がないことが分かりました。電子書籍を購入しない理由については、「紙の本で読むほうが好き」(51.6%)が最多で、「対応端末を持っていない」(29.4%)、「使い方がわかりにくい」(20.5%)と続く結果となりました。一方、電子書籍の購入経験者が利用したサイトを選んだ理由については、「欲しい本があった」が52.3%で最も多く、「価格が安い」(33.1%)がそれに続きました。
電子書籍に求めるものについての質問では、「価格の安さ」(52.5%)、「タイトルの増加」(45.9%)、「読みやすさ」(36.4%)の回答が多くを占め、電子書籍の購入経験者に限ると、「価格の安さ」(52.5%)よりも「タイトル数の増加」(70.4%)に対する要望が多く寄せられました。特に「タイトル数の増加」については電子書籍非利用者の2倍におよぶ結果(非利用者では34.6%)となっており、市場拡大のために改善すべき課題が改めて浮き彫りとなりました。
年代別に見ると、電子書籍サイトの選定理由について、20代~50代では「欲しい本があった」が1位となっている一方、60代・70代では「価格が安い」が最多となりました。価格の安さについては、年代が上がるごとにサイトの選定基準として重視される傾向が見られましたが、これは情報機器に対する抵抗感が強い層ほど、"安さ"という分りやすいメリットがないと電子書籍を利用しないということを表しているものと推測されます。一方、電子書籍を利用しない理由として、各年代で高い値を出した「紙の本で読むほうが好き」の項目については、20代が69.9%と最も高く、70代以上は半数を切る結果だったため、電子機器の利用頻度ではなく、個人の趣向が強く影響しているものと思われます。
【調査結果】
Q1. あなたの性別は? (n=818)
Q2. あなたの年齢は? (n=826)
Q3. 電子書籍を購入したことがありますか? (n=822)
Q4. (Q3で「ある」と回答された方) そのサイトを選んだ理由は何ですか? (n=260)
【年代別】(一部抜粋)
Q5. (Q3で「ない」と回答された方) その理由は何ですか? (n=562)
【年代別】(一部抜粋)
Q6. 電子書籍に求めることは何ですか? (n=826)
【年代別】(一部抜粋)
【株式会社BookLiveについて】
BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、トッパングループの電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。
●電子書籍ストア「BookLive!」 http://booklive.jp/
●コーポ レートサイト http://www.booklive.co.jp/
●「BookLive!Reader Lideo」ECサイト http://direct.booklive.jp/shop/contents/top/
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