<マンガ好き3,900名に聞いた“推し活”に関する意識調査>消費意欲は依然好調!マンガ好きの”推し活”最新動向を発表
凸版印刷株式会社のグループ会社である、株式会社BookLive(本社:東京都港区・代表取締役社長:淡野 正)は、運営する総合電子書籍ストア「ブックライブ」において、マンガ好きの会員※ 3,951名を対象にした「“推し活”に関する意識調査」を行いました。その結果を発表いたします。また、高まる”推し活”を後押しすべく、併せてブックライブの書店員えい子から「推し活」の楽しさがわかるマンガ3選も発表いたします。 ※過去半年以内にマンガ作品を購入したブックライブ会員
おひとりさま女子の明るく楽しいオタ活ライフを描いたコミックエッセイ『腐女子のつづ井さん』の大ヒットや、地下アイドルのおっかけにすべてを捧げるオタクたちを描きアニメ化で話題となった『推しが武道館いってくれたら死ぬ』、とどまることを知らない「推し」への愛と執念をテーマにした小説『推し、燃ゆ』の芥川賞受賞など、「推し」という概念をテーマにした作品が続々と話題になり、広く認知されつつあります。今回、マンガ好きのユーザーがどのように「推し活」をしているのか、「推し」に何を求めているかをブックライブならではの視点で調査し、読み解きました。
【調査サマリー】
1.推しの対象は「マンガ」「アニメ」と2次元キャラが2トップ。対象ジャンルは平均2.45と、複数ジャンルの「兼ね推し」が主流
2.2次元推しの「推し活」1位は「関連グッズを買う」、3次元推し1位は「ライブやコンサート」、推しへの消費意欲の強さが見える結果に
3.「推し」からもらう気持ち1位は「勇気・活力」、2位は「癒し」、3位は「胸キュン」、推しは日々の活力の源であり癒しの存在
4.「人生でただ一度、誰かに向かって『愛している』と叫んだ相手が推し」、「推しを見られるマンションに引っ越した」など、「推し活」の思い出深いエピソード集
5.「推し」のおかげで生きるのが楽しい!ブックライブ書店員えい子がおすすめする「推し活」の楽しさが分かるマンガ3選
※本調査を使用する際は、"総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ"とご記載ください。
【ブックライブ「書店員えい子」より調査結果総評】
■複数ジャンルの”兼ね推し”はメンタルの平穏のカギ
今回「推し活」の調査ということで、それぞれに「推し」を持つ、たくさんのブックライブ会員の方々に調査にご参加頂くことができました。調査結果で出た「複数ジャンルの兼ね推しが主流」という結果の例に漏れず、私自身も3次元のアイドルオタクでありながらマンガのキャラクターも推しています。「イチオシ」だけにすべてを注いで生きるのももちろん素敵ですが、推しへの情熱が強すぎるほど推しに何かあったときの心の乱れも大きいので、複数のジャンルに自分の心のオアシスを持っておくことはメンタルの平穏を保つためにも大事なことかもしれません。
■推しの存在が日々の仕事やプライベートに精一杯取り組むモチベーション
「推し」からもらう気持ち1位は「勇気・活力」という結果になりましたが、私にとっても推しは世界で一番尊敬する人なので、推しが努力して成長していく姿を見るたびに推しに恥じないようなファンでありたいという気持ちが高まります。推し活をしているみなさんもきっと「勇気・活力」を与えてくれる推しの存在が日々の仕事やプライベートに精一杯取り組むモチベーションになっているのでは、と思います。
■推し活が世界を救う。心のリミッターを外して推してみて
今回の調査により、推しと向き合う気持ちは千差万別ですが、大切な存在を心の中に持っておくことが毎日のエネルギーになっていることが分かりました。推しが貴方を救い、また貴方が誰かを救い、それが連なって世界が救われることにつながると思います。つまり推しis世界平和。本調査結果にもあるように、推しの対象1位は「【2次元】マンガのキャラクター(もしくはマンガの世界観)」。いま現在推しがいないという人も、ぜひ心のリミッターを外してブックライブを使ってみてください。ブックライブでマンガを読むことで、あなたの推しが見つかるかもしれません。
【ブックライブ「書店員えい子」プロフィール】
総合電子書籍ストア「ブックライブ」で働く書店員歴12年目のベテラン。女性マンガのエキスパートであり、同世代女性の悩みに寄り添うマンガのレコメンドが得意。女性アイドルグループのオタクであると同時に、マンガの推しは『おおきく振りかぶって』阿部隆也。
▼【毎月更新】庭月ルチル×書店員えい子「あなたのラッキーマンガ占い」
https://booklive.jp/feature/index/id/tk_12seizamanga
1.推しの対象は「マンガ」「アニメ」と2次元キャラが2トップ。対象ジャンルは平均2.45と、複数ジャンルの「兼ね推し」が主流
「あなたの推しの対象を教えてください」との質問に対し、1位「【2次元】マンガのキャラクター(もしくはマンガの世界観)」、2位「【2次元】アニメのキャラクター(もしくはアニメの世界観)」と、「マンガ好き」ならでの結果になりました。また、回答者それぞれの推しの対象ジャンルを平均すると一人当たり2.45次元※1となり、「マンガキャラがイチ推しだが、それとは別に3次元でアイドルの推し活もしている」、「アニメのキャラを推しつつ、推しキャラに声をあてている声優も推す」など、複数ジャンルの"兼ね推し"が主流であることが分かりました。(※1…マンガやアニメを推している回答者を「2次元」推し、アイドルや俳優など実在する人物を推している回答者を「3次元」推しとして、推し活をしている人々の推しの対象の平均次元を算出)
2.2次元推しの「推し活」1位は「関連グッズを買う」、3次元推し1位は「ライブやコンサート」、推しへの消費意欲の強さが見える結果に
続いて、「あなたの推し活の内容を教えてください」という質問に対し、マンガ、アニメ、ゲームのキャラクターなど「2次元」作品が「イチオシ」のユーザーと、アイドル、俳優、声優といった「3次元」の人物が「イチオシ」のユーザーの回答をそれぞれ発表します。
「イチオシが2次元」のユーザーは「関連グッズを買う」、「イチオシが3次元」のユーザーは「ライブやコンサートに行く(オンライン含む)」がそれぞれ最多となりました。関連グッズやDVD、ブルーレイなど展開される商品の種類や数は、それぞれの「推し」のジャンルにもよるので一概には言えませんが、「2次元推し」は推しを象徴もしくは体現している「物を持つ」、「3次元推し」は「実際に会う」という活動により、推しと接点を持つことを楽しんでいるようです。
さらに、推しの対象を答える質問で「マンガのキャラクター(もしくはマンガの世界観)」を選択したユーザーに、「ブックライブ」でどんな推し活をしているか調査したところ、「単行本・単話版があれば両方買う」と回答した人が36.6%いることが分かりました。一般的に単話版は単行本よりも早く続きが配信されるため、「少しでも早く続きが読みたい」と思ったときに単話版を購入しますが、その後さらに単話版がいくつかまとまった「単行本」も購入する場合は、「少しでも多く推しの売上に貢献したい」という気持ちが強いのかもしれません。
3.「推し」からもらう気持ち1位は「活力・勇気」、2位は「癒し」、3位は「胸キュン」、推しは日々の活力の源であり癒しの存在
では具体的に「推し活」が気持ちの面にどのような影響を与えているかを調査しました。
「“推し”からの供給にどんな気持ちになりますか?」の問いに対し、1位は「活力・勇気」、2位は「癒し」、3位は「胸キュン」となりました。「その他」の中には、「尊敬・崇拝・信仰」、「感謝」、「生きる希望」、「わが子のような気持ち」といった回答が見られました。
なお、2021年6月にブックライブの「マンガ好き会員」を対象に行ったアンケート調査では、コロナ禍において夏季ボーナスは減少ながらも「推し活」への支出は増加している傾向が分かっています※2。
新型コロナウイルスの影響で推しのイベントが減ったことを受けて推しを応援する気持ちでグッズ購入に力を入れた方や、もともと推しからもらっていた「日々の活力」や「癒し」といったものがコロナ禍という状況で一層強く求められるようになり、それぞれの支出の増加につながっていったのかもしれません。
※2…参考URL)2021年6月17日発表 当社ニュースリリース「<マンガ好き5,900名超に聞いた“お金の使い方の変化”に関する意識調査>夏季ボーナス減少も、「推し活」への支出は増加傾向」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000022823.html
4. 「人生でただ一度、誰かに向かって『愛している』と叫んだ相手が推し」、「推しを見られるマンションに引っ越した」など、「推し活」の思い出深いエピソード集
ここでは、ユーザーから寄せられた「推し活」の思い出深いエピソードの一部を紹介します。
★性格や趣味が変わったというエピソード
・休みの日は家に引きこもりってのが、休みの日は観劇!イベント!カフェ!など外に出るようになった。また、SNSや現地で友達も出来た。(イチオシ:舞台「刀剣乱舞」出演俳優)
・キャラクターの好きな物、食べ物等…それまで自分は特に好きでなかった物にまで推しが好きなら、と興味が持てるようになった。(イチオシ:『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍)
★推しが生活の中心というエピソード
・引っ越しをして、部屋の色を四獣神の色でまとめようとした。京急線を眺められるマンションに引っ越した。 (推し:『鬼滅の刃』、四獣神、京急線)
★推しのために自分を磨くというエピソード
・推しの誕生日までに痩せたくてダイエットで7kg痩せた(現在もダイエット中!)(イチオシ:「SnowMan」岩本照くん)
・推しの体格に憧れて筋トレを始めたため、健康な生活を送れるようになった。(イチオシ:『僕のヒーローアカデミア』轟焦凍)
★交友関係が充実したというエピソード
・ 同じ推しの仲間や友人と出会えて、一緒にイベントに行けるようになったのが嬉しかった。(イチオシ:マンガ家の峰倉かずやさん)
・ 推し活をしていなければ絶対出会わなかった友達たちに出会えた。そして一緒に推し活ができている。 (イチオシ:嵐)
★推しに対する気持ちがあふれ出たというエピソード
・1999年12月31日の解散ミサで閣下の涙を見た。去っていくその御姿に向かって『愛してる!』と叫んだ。誰かに対して「愛している」と言ったのは(その時が)初めてであり、以降も無い。(イチオシ:デーモン閣下)
5.「推し」のおかげで生きるのが楽しい!ブックライブ書店員えい子がおすすめする「推し活」の楽しさが分かるマンガ3選
最後に、書店員えい子が「推し活」の楽しさが分かるマンガ3作品を紹介します。いずれも、登場人物たちが推しから「活力・勇気」をもらったり、「癒し」をもらったり、「胸キュン」したりする作品を選びました。
①【推しが毎日に活力をくれる】『タイムスリップオタガール』https://booklive.jp/product/index/title_id/50004163/vol_no/001
作品内容:全力でオタクを生きる女子・城之内はとこ(30)。コミュケの帰り道、同人誌と共に電車に轢かれた彼女は不思議なタイムリープに巻き込まれる。その後、なんやかんやあった末にはとこが行き着いたのは……1996年!? アラサーから圧倒的共感の嵐! 30歳からはじまる<オタク人生やり直し>ストーリー!
【書店員えい子コメント】
タイムリープで中学生に戻ってしまい大好きな同人誌を失ったことで、一時は悲観的になっていたはとこ。しかし、忘れかけていた「マンガ家になる」という夢を思い出したことをきっかけに、ポジティブに自分の人生をやり直すことに!いじめられたり、むずかしい授業も推しへの愛や妄想で解決していくエネルギッシュな姿を見ると、大好きなものが日々の原動力になることを実感します。
『君がどこでも恋は恋』(沙嶋カタナ/祥伝社)でも、推しとの出会いをきっかけに一人暮らしやイメチェンに挑戦し、人生を変えていく主人公が描かれます。推しとの出会いが、自分の人生をより良くするための大きな岐路になったという人も多いのではないでしょうか。
②【仕事で疲れる日々、推しが癒し】『おじさんはカワイイものがお好き。』https://booklive.jp/product/index/title_id/20017284/vol_no/001
作品内容:イケメンで仕事もデキる小路課長のひみつ。それは「カワイイキャラクター」に目がないところ! でも、そんなこと、部下のみんなには……言えない―――! (><) 世を忍び、カワイイものを愛でるおじさんの日々の葛藤を描く、「ヒミツのおじかわ」コメディ。小路課長の明日はどっちだ!?
【書店員えい子コメント】
仕事で周囲から頼られて、なかなか素を出せない課長。けれど、家に帰れば推しキャラクターのパグ太郎のグッズに囲まれてとろとろに癒され、またキリッと明日の仕事に向かっていく…。気を張ってばかりで好きなものを好きと言い出せない課長だからこそ、パグ太郎への大きすぎる愛情を爆発させられる瞬間はまさに至高の時間。うっとりした表情に注目です。
他にも、『トクサツガガガ』(丹羽庭/小学館)や『ジェンダーレス男子に愛されています。』(祥伝社/ためこう)など、疲労困憊した主人公が推しに癒されて元気になる作品は多く、忙しく隙のない日々を過ごす現代人にこそ、プライベートでは疲れを癒すオアシスのような推しを見つけてほしいものです。
③【推しにひたすら胸キュン!】『推しが我が家にやってきた!』https://booklive.jp/product/index/title_id/20021172/vol_no/001
作品内容:「結婚を前提に、俺と付き合ってください!」、長年の「推し」俳優・さっきゅんからプロポーズされたすみれの運命は……!? 「好きだけど、推しだけど、なに言ってんの!?」、ファンの守るべき一線を越えないように必死のすみれと、ぐいぐい来る推し・さっきゅんとの日常。推し芸能人に溺愛されちゃう、ハッピー500%ラブコメディ!
【書店員えい子コメント】
本気で推しに恋してしまう、いわゆる「ガチ恋」。不毛な恋だとわかっていながらも、好きでいられるだけで幸せ…。と思っていたのに、いざ推し俳優が目の前に現れて熱烈にプロポーズされた…!?ときめきが止まらない気持ちと、「推しとファン」という関係性を守りたいというポリシーの間で大いに揺れ動く主人公。推しが与えてくれる胸キュンをゼロ距離で食らってしまう、夢のような体験を味わえます。
『顔だけじゃ好きになりません』(安斎かりん/白泉社)『推しが大家で私のファンで!?』(アメヤゆうり/講談社)など、大好きな推しに急接近してしまう作品は数多くありますが、いずれも「ファン」としての立場から、喜ぶどころかまず戸惑ってしまう様子がリアル。世界で一番好きな人からのファンサ、尊すぎてまさに致死量なのですね…。
また、今回ご紹介した作品以外にも、2021年8月現在、ブックライブでは「推し」を愛で、「推し」に生きる人々を描いた「オタク」タグのついたマンガを400作品以上配信中です。現在「推し」がいる人はより共感できること間違いなし。推しがいない人も、推し活の様子を楽しめるマンガを通して、疑似推し活を楽しんでみてください。
https://booklive.jp/search/keyword/tag_id/122559
【調査概要】
・調査タイトル:「推し活」に関する意識調査
・調査方法:ブックライブ会員に対してアンケートメールを送付。フォームより回答
・調査対象:過去半年以内にマンガジャンルの作品を購入したブックライブ会員
・有効回答数:3,951名
・調査時期:2021年7月16日~7月18日
※本調査を使用する際は、“総合電子書籍ストア「ブックライブ」調べ”とご記載ください。
総合電子書籍ストア「ブックライブ」は、“いつも心に「マンガ部屋」を。”をコンセプトに、人生を豊かにする本との出会いと、心ゆくまで楽しむことができるサービスを今後も提供してまいります。
【総合電子書籍ストア「ブックライブ」について】
ブックライブは、凸版印刷グループの総合電子書籍ストアです。2011年よりサービスを開始し、マンガ、書籍、ラノベ、雑誌など、国内最大級の品揃えを誇ります。読者の利便性を最優先に、いつでも、どこでも簡単に楽しめるサービスを提供しています。
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≪「使いやすい電子書籍ストア」No.1を獲得≫
2020年9月「電子書籍・電子コミックに関する調査」(実査委託先:ESP総研、調査対象:20~29歳)において、「使いやすい電子書籍ストア」部門で第1位を獲得しました。
【株式会社BookLiveについて】
BookLiveは、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。
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